省エネ効果絶大!白熱電球をLED電球に交換するメリットと選び方を解説

2021.11.29

特集

省エネ効果絶大!白熱電球をLED電球に交換するメリットと選び方を解説

省エネのために照明のLED化を検討している方は多いと思います。照明のLED化はシーリングライトだけではなく、もちろん電球でも可能で、特に白熱電球からLED電球に交換をした時の省エネ効果は絶大です。
そこで今回は、白熱電球とLED電球の違いやLED電球に交換するメリット、LED電球の選び方について解説します。

【白熱電球とは?】

今、住宅用はもちろん、オフィスや店舗などにおいても、電球の役割を果たすものとして白熱電球、電球型蛍光灯、LED電球の3種類があります。一番歴史の長い電球が、白熱電球です。

白熱電球は、発光体であるフィラメントが内部に取り付けられています。このフィラメントはタングステンという金属をコイル化していて、フィラメントに電流を流して発熱、発光することで照明の役割を果たしているのです。
バルブと呼ばれるガラス体の内部に不活性ガスを充填することにより、バルブ内部のフィラメントの蒸発速度を抑えて寿命を保っているので、充填するガスの種類のよって寿命が異なります。アルゴンと窒素の混合のガスを充填しているシリカ電球・クリア電球の寿命は1,000~2,000時間程度、クリプトンガスを充填しているクリプトン電球では2,000時間程度、ハロゲンガスを充填しているハロゲン電球では3,000時間程度になっています。

白熱電球の1番の魅力は、赤みのある暖かい光です。この光が作り出す雰囲気は特別で、暖かみや立体感を他の電球で表現するのは難しいといわれており、白熱電球が支持される理由となっています。

白熱電球本体の価格は非常に安いのですが、電力消費率が高く不経済で、それはCO2の排出量が多いことでもあるので環境にも負荷がかかることから、一部種類の白熱電球は生産中止になっています。

白熱電球といえば、昔ながらのボールのような形をした電球をイメージするかもしれませんが、それ以外にも種類があります。知らずに使っている電球が、実は消費電力の高い白熱電球かもしれません。どんな種類があるか、そして対応するLED電球があるかどうかをご紹介します。

一般電球

いわゆる昔ながらの電球です。ホワイトタイプ(シリカ電球)とクリアタイプ(クリア電球)があります。
クリア電球は輝度が極めて高くキラキラと輝くため、その魅力を生かして透明なガラスシェードやデザイン性の高いシェードなどによく使われます。
一方でホワイトタイプは柔らかい光で、優しい雰囲気になります。
一般電球型のLED電球は販売され、代替が進んでいます。

ボール電球

一般電球と同じ特徴を持っており、形がボールのように丸くなっています。
ボール電球型のLED電球は販売され、代替が進んでいます。

レフ電球

バルブの内部に反射鏡加工を施し、光に指向性を持たせた白熱電球です。スポットライトやダウンライトによく使われており、店舗のディスプレー照明としても活用されています。
レフ電球型のLED電球は販売され、代替が進んでいます。ミニレフ電球型もあります。

クリプトン電球(ミニクリプトン電球)

クリプトンガスを電球内に充填していることで一般電球よりも寿命が長く、小さく作ることができるという特徴があります。ミニクリプトン電球が代表的で、ダウンライトやブラケット照明、スタンド照明などに使われています。
クリプトン電球型(ミニクリプトン電球型)の代わりになるものとして、小型電球タイプのLED電球は販売されてはいるものの、LEDでは同様の光を再現することができないため、店舗などでは白熱電球のミニクリプトン球が使用されることも多いです。

小丸電球(ナツメ球)

小型で、白熱電球の中では寿命が長い(平均5,000時間程度)です。常夜灯や残置灯などに使われることが多いです。電球自体の寿命は長いですが、消費電力は一般的な白熱電球と同様です。
小丸電球型のLED電球は販売され、代替が進んでいます。

シャンデリア電球

炎の形をモチーフにしたバルブ形状を持つ白熱電球です。一般電球型と同じくクリアタイプとホワイトタイプがあり、それぞれの特徴を活かして、きらびやかな演出ができます。シャンデリア電球という名前がついていますが、シャンデリア照明だけでなく、電球が見えるデザインのペンダント照明やブラケット照明でもよく使われています。
最近では、超小型のLEDをフィラメントと似た形に配置し、デザイン性を維持したLEDシャンデリア電球も販売されています。

ハロゲン電球

ハロゲンガスを充填しているハロゲン電球も白熱電球の一種です。
一般的な発熱電球よりも明るい上に寿命が長く、寿命が来るまで一定の光を保つという特徴を持っています。身近なものでは自動車のライトに使用されています。輝度が高く、その調整ができるため、店舗の照明にもよく使われています。
ハロゲン電球型のLED電球も販売されていますが、現在のところLEDを使ってハロゲン電球と同様の光を再現することはできていません。

【白熱電球とLED電球の違い(LED電球のメリット)】

ほとんどの白熱電球はLED電球で代替できます。

それでは、白熱電球とLED電球の違いはなんでしょうか?
蛍光灯型電球との変更で悩む方もいると思いますので、電球型蛍光灯も併せてご紹介します。

消費電力

省エネを考える方にとって一番気になるのが、この消費電力でしょう。
白熱電球を1とすると、LED電球は8分の1、蛍光灯型電球は4分の1です。
例えば、200 Wの電気を1日8時間、365日(1年間)使った場合、

  • 白熱電球であれば電気代が約12,800円
  • LED電球であれば電気代が白熱電球の約1 / 8の1,600円
  • LED電球であれば電気代が白熱電球の約1 / 8の1,600円
  • 電球型蛍光灯であれば電気代が白熱電球の約1 / 4の3,200円

となります。
※電気料金によって異なるため、目安としてご覧ください。

寿命

電球の寿命も省エネに関わりますし、寿命が長ければ取り換える手間が省けるというメリットがあります。
白熱電球の寿命は1,000~2,000時間程度、LED電球は4万時間程度、電球型蛍光灯は6,000~1万6,000時間程度です。
例えば、1日10時間使用した場合、

  • 白熱電球であれば約3ヶ月~6か月
  • LED電球であれば約11年
  • 電球型蛍光灯であれば約1年8ヶ月~4年4ヶ月

となります。

白熱電球が100~300円程度で購入できるのに対し、LED電球は1,000円~4,000円程度、電球型蛍光灯は500円~2,000円程度ですから、LED電球は高いと思うかもしれません。
しかしLED電球1つの寿命がくるまで、白熱電球を10年使おうと思うと20~40回交換が必要です。200円で購入して30回交換したとすると、6,000円かかる上に、その回数の取り換えの手間がかかります。初期の頃は非常に高価だったLED電球も安価で手に入るようになりましたので、ますますLED電球の方がコストを抑えられるようになってきているのです。

発熱量

白熱電球は、点灯中非常に熱くなります。誤って触れてしまうと火傷をするほどです。
それに対し、LED電球はほとんど発熱しないので安全性が高いです。電球型蛍光灯も、白熱電球ほどではありませんが発熱します。

紫外線量

白熱電球や蛍光灯型電球は紫外線が多いため、虫がよってきてしまいます。
しかし、LED電球はほとんど紫外線が発生しないため、虫が集まらないというメリットがあります。

強度

白熱電球は衝撃に弱く、簡単に割れてしまいます。
しかし、LED電球は耐衝撃性が高いので、扱いやすく保管しやすいといえます。電球型蛍光灯も衝撃に弱いです。

重さ

白熱電球は30g程度で軽いですが、LED電球は160g程度あり重たいです。
そのため、稀に照明によってはLED電球の重さが適さない場合があります。電球型蛍光灯は、90g程度です。

光色

白熱電球の光色は1種類のみですが、白熱電球にしか出せない温かみのあるオレンジ色が特徴です。
LEDは光色を選ぶことができ、一般的に電球色・温白色・昼白色・昼光色があります。最近では、シーリングライトだけではなくLED電球にも調色機能を持ったものが販売されています。
電球型蛍光灯にも同じように色のバリエーションがありますが、調色はできません。

調光

白熱電球は、どのような電球であっても調光が可能です。LED電球も調光ができますが、調光機能を持ったものを選ぶ必要があります。
電球型蛍光灯は調光ができません。

白熱電球にしか出せない光色があることが白熱電球の最大の魅力ですが、それ以外の点でいえば、重さ以外はLED電球にメリットがあるといえます。

【白熱電球からLED電球へ交換するときの選び方】

白熱電球からLED電球へ交換するときには、どのような点に注意して選べば良いかをご紹介します。

口金のサイズを確認

E26口金(直径26mm)、E17口金(直径17mm)、E12口金(直径12mm) 、E11口金(直径11mm)がほとんどです。
口金部分の直径を定規で測ればサイズを確認できます。

電球の形状(種類)を確認

今設置している白熱電球のタイプに対応したLED電球を選びましょう。

電球のサイズを確認

口金のサイズや形状が同じでも、メーカーによってサイズが異なる場合があるので、全体のサイズを確認しましょう。

明るさを確認

白熱電球の明るさはワット(W)で表現されますが、LED電球はルーメン(lm)で示され、数字が大きいほど明るくなります。元の明るさを確保できるルーメンのLED電球を選びましょう。

メーカーによって多少異なりますが、電球のワット(W)に対して、以下のルーメン(lm)のLED電球を選べば、同等の明るさを確保できます。

白熱電球とLED電球の明るさ確保エネルギー
照明器具と光の広がりの相性を確認

LED電球には、全方向タイプ(260°~330°程度)、広配光タイプ(180°程度)、下方向タイプ(140°程度)があります。ブラケットやペンダントライトであれば広配光タイプでも十分ですし、ダウンライトやスポットライト、トイレや玄関にある照明であれば下方向タイプでも十分な場合が多いです。白熱電球と比べて暗く感じないように、必要な光を得られるLED電球を選びましょう。
斜め取り付け・断熱材施工器具対応のLED電球も販売されています。

必要な機能を確認

LED電球には、調光機能、調色機能、密閉型器具対応型、屋外対応型、断熱材施工器具対応型などがあります。
取り換える白熱電球の機能や、設置場所にあったものを選びましょう。

【最後に】

白熱電球の温かみのある光色は大変魅力的ですが、消費電力が高く寿命が短いため、省エネという観点で考えると大きなデメリットです。なんとなく使い続けている白熱電球をLED電球に変更することで、大きな節電効果を得られる可能性があります。

お部屋や店舗の雰囲気を重視してLED化を諦めていたという場合でも、最新のLED電球をうまく組み合わせることで、おしゃれな空間を作り出すことも可能です。
LED電球は種類が多く、意外と最適なものを選ぶのが難しいですし、安いものを選んで失敗する可能性もあります。同時に蛍光灯をLED化するにあたり、工事が必要となる場合もあるでしょう。
最適な形でLED化を進めたい場合は、一度プロに相談して見てはいかがでしょうか。

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