
年々、日本の夏はより暑く、冬はより寒くなっているようです。エアコンが手放せないという人が多いと思いますが、稼働時間が長くなるほど、故障や不具合が起こることも多くなりますよね。そんな時、修理をしようか、買い替えたほうが良いのか、悩むこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、エアコンの不具合を感じた時のチェックポイントから、エアコン修理の費用相場や、買い替え時期まで解説していきます。
エアコンの調子が悪いな、故障したかな?と思った時、修理業者に依頼する前に確認しておきたいチェックポイントをご紹介します。
特にメーカーに修理を依頼する場合、修理が必要のない場合でも5000円程度の点検費用がかかることが多いので、まずは自分で対処できる可能性がないかを探ってみましょう。
エアコンが故障したのかな?と気が付きやすいポイントとして、冷暖房の効きが悪くなることが挙げられます。
そんな時は、まずフィルターをチェックしましょう。フィルターにホコリなどがたまっていて目詰まりしていると風が通らないので、エアコンの効きが悪くなることがあります。「うちは自動掃除機能付きだから…」と思う方もいるかもしれませんが、自動掃除機能がついていても全くお手入れが不要というわけではありません。
続いて、室外機もチェックしてみましょう。室外機の吹き出し口が塞がれて風通しが悪くなると、冷暖房の効きに影響することがあります。室外機の吹き出し口あたりは広くあけるようにしておきましょう。
その他、冬場は室外機に霜がつきややすいので、霜取り運転をして暖かい風が出なくなることがあります。霜取り運転の場合は、しばらくするとまた元に戻ります。
ちょっとしたことですが、風向きの設定によって冷暖房の効きが悪く感じる場合もあります。 冷たい空気は下にたまるので、冷房をつけている時は風向きを上向きに、温かい空気は上にたまるので、暖房をつけている時は風向きを下向きにしましょう。
それでも改善しない場合は、冷媒ガスが漏れているなどの可能性がありますので、修理業者にチェックしてもらいましょう。
エアコンのスイッチが入らないと焦ってしまいますが、実はリモコン側が故障しているという可能性もあります。
エアコンの室内ユニットにある応急運転様ボタンを押して、動くかどうか確認しましょう。それでも動作しなければ、エアコン本体の故障が考えられます。
ブレーカーが落ちている可能性もありますので、念のためブレーカーも確認しましょう。
エアコンから変な臭いがする…という場合は、エアコン内にカビが生えていることが考えられます。
その場合は、エアコンクリーニングをしてもらうことで、改善する可能性があります。自動掃除機能つきエアコンは密閉度が高いため、カビが繁殖しやすい環境になっているので特に注意が必要です。
焦げ臭いニオイがしている場合は、制御回路やマイコンなどが故障している可能性が考えられますので、修理をしてもらいましょう。
室内機から水が漏れてくる場合、ほとんどはドレンホースに原因があります。
ドレンホースとは、室外機から伸びているホースのことで、これが曲がっていたり、詰まっていたり、出口が塞がれていたりすると、水漏れしてしまうことがあります。曲がりや詰まりが自分で解消できそうであれば、トライしてみましょう。
エアコンの修理費用は高いというイメージがあると思いますが、故障部分によっては、それほど高額ではないこともあります。ただし、エアコンは同時に複数箇所が故障することもあり、同時に修理が必要になると、結果的に修理費用が高額になる場合も多いです。
エアコンのメーカーや機能、修理業者によって修理費用にはかなり幅がありますが、目安の金額をご紹介しますので、参考にしてみてください。
本体の電源が入らない場合、「温度ヒューズ(温風を調節する部品)」や「室内機基板」が故障している可能性があります。
「温度ヒューズ(温風を調節する部品)」の場合:1万円~2万円程度
「室内機基板」の場合:2万円~3万5千円程度
暖かい風・冷たい風が出ない場合、「室内機基板」「室外機基板」「冷媒ガス漏れ」「四方弁コイル」が故障している可能性があります。
「室内機基板」の場合:2万円~3万5千円程度
「室外機基板」の場合:2万5千円~4万円程度
「冷媒ガス漏れ」の場合:3万円~5万円程度
※ガス補充だけであれば、1万5千円~2万5千円程度
「四方弁コイル」の場合:1万2千円~2万円程度
そもそも室内機から風が出ない場合、「マイコン」「室内ファンモーター」「圧縮機(コンプレッサー)」「冷媒回路」などが故障している場合が多いです。
「圧縮機(コンプレッサー)」「冷媒回路」が故障している場合、修理費用は高額になります。
「マイコン」の場合:1万5千円~3万円程度
「室内ファンモーター」の場合:1万5千円~3万円程度
「圧縮機(コンプレッサー)」の場合:4万円~10万円程度
「冷媒回路」の場合: 4万円~9万円程度
風を調整するためのルーバーが動かない場合は、「ルーバー」もしくはそれを動かすための「モーター」が故障している可能性があります。
「モーター」の場合:1万円~2万5千円程度
「ルーバー」の場合:7千円~2万円程度
エアコンから水漏れがしている場合、「ドレンホース」の他に「冷媒回路」が故障している可能性があります。
「冷媒回路」が故障している場合、修理費用が高額になる場合が多いです。
「ドレンホース」の場合:1万円~2万円程度
「冷媒回路」の場合: 4万円~9万円程度
室外機が動かない場合、「室外機基板」「室外ファンモーター」「圧縮機(コンプレッサー)」「センサー」が故障している可能性があります。
「室外機基板」の場合:2万5千円~4万円程度
「圧縮機(コンプレッサー)」の場合: 4万円~10万円程度
「室外ファンモーター」の場合:2万円~3万円程度
「センサー」の場合:1万円~2万円程度
自動清掃機能が動作しない場合や、異音がする場合などは「ダストボックス」や「フィルター」が故障している可能性があります。
「フィルター」の場合:5千円~2万円程度
「ダストボックス」の場合:1万2千円~3万円程度
リモコンが動作しない場合は、まず電池交換をしてみましょう。
それでも動かない場合は、「リモコン基板」、もしくはエアコン側の「受光基板」が故障している可能性があります。
「リモコンの基板」の場合:1万円~3万5千円程度
「受講基板」の場合:1万円~2万円程度
リモコン側の故障であれば、買い替えた方が安いでしょう。
エアコンの修理が必要となると、修理ではなく買い替えをした方が良いのか、迷うことも多いと思います。
そこでこの章では、エアコンの買い替え時期について解説します。
エアコンの平均寿命は、10年程度といわれています。エアコンに不具合があり、10年程度使用している場合は、修理をするよりも買い替えをした方が良いでしょう。
修理費はそれほど高くなかったとしても、修理した後に、また違う箇所が故障してしまう可能性があり、結局は買い替えなければならなくなることも考えられます。
また、10年を過ぎると、修理をしたくても修理部品がない場合もあります。それぞれのメーカーは修理部品の最低保有期間を定めていますが、その期間は製造終了後10年程度であることが多いです。
その他、10年程度経過したエアコンの場合、新しいエアコンとの性能差が出てきます。消費電力が削減されていたり、エアコンの効きが良くなるような機能がついていたりと、買い替えた後のランニングコストを抑えることができるのです。
国内のほとんどのメーカーは、本体の補償期間は1年間、冷媒回路は5年間となっています。その期間を過ぎると、修理費は自分で負担しなければなりません。有料延長保証に加入していても、最長で10年間です。
エアコンは、機能によって値段の差が大きいですが、修理費が10万円を超えるような場合は、思い切って買い替えを検討した方が良いでしょう。
シンプルな機能のエアコンであれば、取り付け費用も含めて10万円程度でも購入が可能です。
一般的に、販売店の修理は仲介料が加算されるため高いことが多いです。メーカーでの修理が安心だという人もいると思いますが、こちらも修理費用は高めです。
最もオススメの方法は、エアコンの修理実績が豊富な修理業者です。商品についても熟知していますし、修理業者間の価格競争もありますので、修理費用が安いことが多いです。
できれば2~3社の見積もりをとって比較してみましょう。実際に点検に来てもらった場合には、点検費用や出張費用がかかる場合があるので、そちらも事前にチェックしておく必要があります。見積もりの金額を比較する際には、作業内容もよく確認するようにしてください。
また、金額だけではなく、修理業者の実績や対応の仕方も見て、信頼のおける業者に頼むようにしましょう。
エアコンが故障したまま我慢をして生活をすると、体調不良を引き起こす可能性があります。
エアコンに異変を感じたら、できるだけ早い段階で原因を探ってみましょう。自分では対処できない場合は、無理に使い続けるのではなく、できるだけ早く修理業者に相談した方が良いです。10年以上使い続けている場合や、修理費用が高い場合は、買い替えも検討しましょう。
修理不要で、できるだけ長く使い続けるためには、日々のメンテナンスも重要です。
室内機・室外機ともにこまめに掃除をし、適度な温度で運転することで、過度な負荷をかけないようにしてくださいね。